1999/1月号
  院長からのお知らせ  
 
  今回は病診、診診連携システムについてご紹介いたします。
現代の医学は高度に発達し、情報にあふれていますので、一つの病院、診療所だけで様々な病気・診断・治療法に
対応することが困難になってきました。そこで皆様方の健康を守るために、病院と診療所、あるいは診療所と
診療所が互いに手を組み、それに対応しようとする試みが進められています。
まず、当院が皆様方の主治医(かかりつけ医)として日常の健康管理を行い、精密検査や入院などが必要な
場合に最適な病院を選択し、紹介をするというのが病診連携システムというものです。

 当院では、 城北病院・名城病院・逓信病院・東市民病院・上飯田第一病院 などの
周辺の基幹病院を中心に各大学病院、癌センターなど、多数の病院と連携を組んでいます。また、異なる診 
療科の診療所と診診連携を組むことで、専門外のことでも早期に的確な方針を立てることが可能になりますし、
気軽に受診できる診療所を紹介することも出来ます。そして、同じ診療科同士の診診連携は特に在宅診療を
行っている方への24時間対応を可能にするために行うもので、急変時に主治医が不在だったりしたときに
連絡が取れる第2 第3の主治医がいることで、皆様に安心を提供できることと思います。
このような診診連携のグループに当院は積極的に参加し、多くの先生方との交流を行っており、数々の勉強会に
参加したり、インターネットなど最新テクノロジーを利用しての情報交換を行っております。

 このように当院では皆様方の健康を守るために色々な取り組みを行っておりますので、 分からな いことや
疑問がございましたら、 専門 ・ 専門外に 関わらず、調べてお答えしたり、適切な 病院 ・診療所を
ご紹介いたしますので、ご遠慮なくご質問下さい。
                                                      
  インフルエンザ
 これだけ医学が進歩した現在でも治療の決め手のない病気があります。それが、過去10年で患者が
127万人以上に上る、インフルエンザです。

 インフルエンザにかかると「風邪をひいたかな」と思っているうちに、ゾクゾクと寒気がしてきて、
アッという間に高熱がでて、頭痛だけでなくとにかく全身がだるく関節・筋肉が痛みます。
2〜4日で熱は下がりますが、体調がもどるには1週間ほどかかります。赤ちゃんではけいれん、子供では
中耳炎・脳炎・脳症など、 お年寄りでは、重い肺炎になることも少なくありません。

  【予防法】

 うがいをしましょう・・・・・・うがいをすることによって、口の中が清潔に保たれ、菌の侵入を防ぐ
                手助けをしてくれます。また、お茶の中の成分であるカテキンはウイルスに
                対する殺菌効果があると言われてますので、お茶によるうがいも良いでしょう。

 手洗いをしましょう・・・・・手洗いは、うがいより効果が大きく、周囲の保菌者のクシャミなどで
                付着した菌を洗い流してくれます。しかし、インフルエンザの菌は手ばかりでなく
                目や鼻の周囲にも付着しているので、洗顔を一緒にすることにより大きな効果が得られます。

 予防接種を受けましょう・・・インフルエンザウイルスは、毎年少しずつ性質を変えて襲ってきますので
                 一生のうち何回もかかることになります。ワクチンは、流行ウイルスの変化も予想して
                 作られているので、ウイルスが全身にばらまかれるのをかなり防いでくれます。

  
*当院でも、インフルエンザ予防接種が受けられます。
   4週間隔で2回受けるのが望ましいのですが、1回だけでも効果はあるようなので お気軽にご相談ください。

                 
  医院のお魚たち
 繊細な心を持つ魚たち。水槽を叩いたりするとびっくりして、それだけでストレスをためてしまうそうです。
小さくても同じ生き物として、皆大切に育てています。皆様にかわいがられている医院の魚たち、
今回はふぐの仲間シマキンチャクを紹介します。

 インド洋から西太平洋にかけて生息していますシマキンチャク同志だとケンカをすることがある為、
1つの水槽では一匹ずつしか飼えません。他の魚種との混泳には問題ないようです。雑食性で何でも食べますが、
餌が動物性のみに偏ると 調子をくずすこともあるそうです。
    
心理室より  シリーズ不眠症1
 
  現在、人口の約30%の人が不眠に悩まされていると言われています。みなさんの中にも眠れなくて
困っておられる方がいらっしゃると思いますが、一口に「眠れない」といっても人によってその特徴が違います。
第1回目はその様々な特徴を見ていきたいと思います。

 ・入眠困難・・・夜、布団に入ってもなかなか眠れないタイプ。
 ・中途覚醒・・・一度眠りについても夜中に何度も目が覚めてしまうタイプ。
 ・浅眠・・・・・・・よく夢をみて熟睡できず、いくら寝ても疲れが取れないタイプ。
 ・早朝覚醒・・・明け方に目が覚めてしまい、眠ろうとしても朝まで眠れないタイプ。
 ・昼夜逆転・・・夜、目が冴えて眠れず、昼間に寝てしまうため、昼と夜の生活時間が逆になってしまう タイプ。

 不眠症にはこれらのタイプがあり、複数のタイプを持ち合わせている場合もあります。それによって
治療法も異なってきますので、眠れなくてお困りの方は、ご自分がどんなタイプの
【眠れない】なのかを
詳しく伝えていただくと、よりスムーズにご自分にあった薬が見つかると思います。
                                   
  糖尿病
 
  糖尿病は、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。尿の回数増加や体重の減少といった高血糖に
起因する症状が現れてきたときにはかなり進行した状態といえます。糖尿病であっても、活動的で食欲がある人が
多いため、糖尿病の発見を遅らせ、進行させてしまうということが多いようです。
前号に紹介したように、糖尿病が進行すると色々な合併症を引き起こします。合併症を防ぐためにも
早期発見が大切です。

 今回は、早期発見の手段として、医院で受けられる検査をご紹介します。

 ・尿検査…尿の中に糖分が出ていないかを調べます。

 ・血液検査…血糖値:血液中の糖分の量を調べる検査です。
         現在では、空腹時に110mg/dl未満が正常、140mg/以上ですと糖尿病といわれています。
         HbA1C(ヘモグロビンエーワンシー):1〜2ヶ月前からの血糖の状態がわかる検査です。
         5.6%以下で正常6.0%以上ですと糖尿病の疑いがあります。

 糖尿病予防のために、1年に1度血糖・HbA1Cの検査を受けましょう。
 また、時々自分の生活習慣を点検し、その都度改善していくようにしましょう。
 
【今回紹介した検査は、年に1度無料で受けられる名古屋市の成人健診の項目にもあります。