2001年1月号
院長より 
 
 あけましておめでとうございます。
いつもと同じ新年なのに新世紀の幕開けだと思うと何か違ったもののように感じてしまいます。
しかし、未来への期待に胸躍る思いと共に今月からご老人や障害をお持ちの方々の医療費の自己負担が増加したことから
想像する暗い未来になるのではとの思いが交錯し、手放しで新世紀を喜ぶ気にはなれないのが残念です。
 さて、医療費自己負担分の変更の詳細は後ほど別頁で解説いたしますが、皆様が定額の支払いになれていらっしゃること、
いくらお持ちになれば診療を受けられるか分かりやすいこと等の理由で当医院は
【定額制】を選択いたしました。
皆様にとっても最善の選択だったと存じますが、これは月毎に変更可能ですので、もし定率の方が良いのではという意見を
お持ちの方がいらっしゃれば再検討いたしますのでお申し出下さい。
 当医院では地域の皆様への情報発信の手段としてインターネットも活用しており、
その一環でホームページも解説しております。ホームページアドレスは
http:/www.itakura-med.comとなっておりますので、
ぜひ一度ご覧下さい。またホームページは待合室に置いてあるコンピューターからでもご覧いただけますので、ご参照下さい。
もし操作方法などで不明な点がございましたら、お気軽に職員にお尋ね下さい。

 
  医療費負担変更のお知らせ 
 
 平成13年1月1日から高齢者の負担額が変更されました。

  医療機関によって、
【定率1割制】【定額制】に分かれます。
  定率1割制と定額制の違いは次の通りです。

  【診療所の場合】

  負担方式     処方箋発行の有無   診療所での負担上限額(月)   調剤薬局での負担上限額(月)
     ↓            ↓             ↓                   ↓
  定率1割負担・・・・・・・・・あり           1,500円             1,500円
                     なし           3,000円

  定額負担・・・・・・・・・・・・あり          4回(3,200円)             負担なし
  (1日800円・ 
        月4回まで)      なし          4回(3,200円)

  定率1割制を導入する診療所で、院外処方箋を発行する場合、診療所で支払う金額は1,500円までですが、
調剤薬局ごとに負担金を支払わなければなりません。当医院では、お薬によって調剤薬局が違う患者さんもみえるため、
その方たちの負担額を考え、定額制を採用いたしました。

  下のように変更になりますので、お間違えのないようお願いいたします。

  平成12年12月末日まで・・・1日につき530円(月4回まで)
                  

  平成13年1月1日より・・・・・1日につき800円(月4回まで)

 
*診療の内容により1日800円に満たない場合もあります。

 国会で健康保険法等が改悪され、患者さんの負担が増えることがありますが、国や保険者の負担が減るだけで、
医療機関の収入が増えるわけではありません。私たちはこの負担増に反対してきましたが、国会で決定されました。
なお、ご不明な点などございましたら、お気兼ねなく当医院の職員までおたずね下さい。
 
 心理室より ストレスについて2
 
 今回は、前回お話しした悪いストレスの解消法と予防法についてお話しします。

  【悪いストレスの予防法】・・・ストレスを溜めないためには・・・
 1.規則正しい生活を心掛けましょう
 2.ストレスを感じたら頻繁に気分転換を行いましょう
 3.ストレスに感じるものにとらわれすぎないようにしましょう
 4.できるだけプラス思考で意識的にストレスをやり過ごしましょう
 5.落ち込むことがあっても
【一時的なもの】と気楽に構えましょう
 6.自分の感情を抑えすぎないようにしましょう
 7.頑張りすぎないようにしましょう
 8.時には好きなことに没頭してみましょう


  【悪いストレスの解消法】・・・ストレスが溜まってしまったら・・・

 入浴・・・・・就寝の30分〜60分前に40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かるとよいでしょう

 眠る・・・・・静かに横になるだけでも体や脳の疲れはかなり回復します

 食べる・・・バランスよく、楽しんで食事をとりましょう

 飲む・・・・・ハーブティーなど、暖かく、リラックス効果のある飲み物が効果的です

 歩く・・・・・ウォーキングは減量・血行促進・脳の覚醒・心身のリラックス効果があります

 軽い運動・・・無理のないストレッチなどで体をほぐしましょう

 聴く・・・・・好きな音楽を聴いて気分転換しましょう

 ツボ押し・・・指圧やマッサージ・リハビリテーションで疲労回復することが効果的です

 スキンシップ・・・人や動物とのふれあいで心身を癒しましょう

  
*相談する・・・1人で悩まず親しい友人や家族に相談しましょう

  *解消法は予防法にもつながるので、毎日心掛けてみてください

  *実際はかなりのストレスの中にいるのにストレスを意識していない人があります

  【何のこれしき】
と頑張る人が1番危険です。頑張りすぎないように注意しましょう

  
*これらのことを試してみてもうまくストレスが解消できないときは、お気軽にご相談ください。
   また、
【ストレスに効果のあるリハビリ】もございますので、ご遠慮なくお申し出ください。
  喘息
 
 【喘息ってどんな病気?】

 空気の通り道である
【気管支の病気】です。気管支がけいれんを起こして空気の通る気道が狭くなり、
呼吸する時ゼイゼイ・ヒューヒューいったり、息が苦しい・胸が苦しい・咳がひどいなどの症状が繰り返しおこります。
健康な人でも気温や気圧の変化や異物を吸った時、風邪をひいた時などにこれらの症状が起こることがあります。
しかし、喘息の患者さんは健康な人に比べて、ほんのわずかな刺激でこれらの症状が激しく起きるという特徴を持っています。


  【どうして起こるの?】

 喘息の患者さんは、普段から気管支に
【炎症】が起きている事がわかって来ました。
【炎症】のため、気管支の内面がザラザラに荒れて気管支の粘膜がはげてしまい、
その下にある知覚神経がむきだしになり
【知覚過敏】になってしまうのです。
大気汚染・運動・薬・タバコの煙・ストレス・風邪などさまざまな原因があげられます。
また、
【アレルギー】が喘息と強く関わっているとされていますが、それはあくまで原因の一つで、
発症にはさまざまな原因が、複雑に絡み合って発症していると考えられています。
アレルギーの除去や回避は、喘息の大切な治療ですが、それだけでは完治するものではありません。
その他の原因を見つけだして、順に取り除いていく根気の要る治療が大切です。


  
*【炎症】が長く続くと、気管支の荒れた状態がひどくなり元に戻らなくなります。
こうなると治療の効果が初期ほどには期待できませんので、早めの治療が必要です。



  【世代別の喘息の主な要因】

 ・子供の場合・・・まだ肺が未完成なため体の成長に肺が追いつかず、気管支に負担がかかり、
           気管支が収縮するという説があります。
           例えですと、ゴム風船に水を入れたものを上の方で持つと入り口が狭くなることと同じ原理です。

 ・成人の場合・・・生まれつき気管支に奇形があったり、何かのきっかけで気管支や肺にダメージを受けた方。

 ・老人の場合・・・気管支を支える筋肉の老化により、気管支に狭い部分ができたり、過去の気管支の炎症によるもの。
  子供の症状こんな時は?
 
 今回も引き続き子供の症状についてお話したいと思います。

  【腹痛】・・・赤ちゃんはまだ言葉で
【お腹が痛い理由】を説明できません。
         いつから・どこを・どう痛がっているのか、顔色・発熱・何を食べたのか・吐き気・便など他の症状も
         よく観察する事が大切です。

  ・・・どうするか・・・
 ・横向きか膝を曲げ静かに寝かせる
 ・
痛いところを冷やしたり、温めたりしない
 ・食べ物や飲み物をあげるとき、
下剤や浣腸の使用は医師の指示通りに

  ・・・受診が必要な時・・・
 ・体を縮め激しく泣く時
 ・顔色が悪く吐く時
 ・急に痛み出し顔色が悪く、ぐったりして元気がない時
 ・激しい下痢や嘔吐が頻繁にある時

  ・・・気をつけることは・・・
 ・おなかだけ痛がる場合は便秘・下痢・心因性のものなどが考えられ、発熱や嘔吐が伴う場合は、
何らかの病気が考えられます。


  【嘔吐】・・・子供は咳き込みや食べ過ぎ・車酔い・遊びすぎて興奮した時などいろいろな原因で吐きます。
         吐いても機嫌がよく、食欲もあり元気なら心配はいりませんが、病気が隠れている事もあるので注意が必要です。

  ・・・どうするか・・・
 ・顔を横向きにして寝かせる(吐いたものが気管に入らないように)
 ・吐いた後うがいをさせる
 ・水分は少量ずつ与える
 ・意識がない場合は口の中のものを取り除く
 ・吐いたものを観察しておく

  ・・・受診が必要なとき・・・
 ・吐く回数が多く顔色が悪いとき
 ・元気がなくぐったりしている時
 ・血液やコーヒーのかすのようなものを吐いた時
 ・頭を打った後嘔吐を繰り返す時

  ・・・気をつけること・・・
 ・水分をたくさん摂ると吐きやすくなるので、
少量を時間をかけてたびたび与える事が大切です。


  【下痢】・・・機嫌がよく食欲があればそんなに心配することはありません。
          子供は消化の悪い物や冷たい物を食べたり、食べすぎでも下痢をします。
         便の状態や回数にとらわれず、全体の状態をよく見ることが大切です。

  ・・・どうするか・・・
 ・
原因がはっきりするまで薬を飲ませない
 ・水分の補給は充分に行う
 ・便の状態をよく見る(色・混じっているもの・量・回数・匂い)
 ・顔色が悪く食欲がない・発熱・嘔吐

  ・・・受診が必要なとき・・・
 ・激しい下痢でぐったりしている時
 ・米のとぎ汁のような便・血液や粘膜・膿が混じっている時
 ・機嫌が悪く食欲がない・発熱・嘔吐・腹痛があるとき

  ・・・気をつけること・・・
 ・赤ちゃんの場合はオムツかぶれにならないようにタオルで拭き乾燥させましょう
 ・お尻が赤くただれてしまったら、お尻だけ洗ってあげ、薬は清潔にしてからつけましょう
 ・便が水のようなら水分を中心に、やわらかい程度ならやわらかい食べ物にしましょう

  
*どんな症状でも子供をよく観察し、どんな状態なのかを知ることが大切です
  【21世紀到来】

 スタッフ一同、より充実したサービスと、皆さまのお声を大切にして、これまで以上に
【心のふれあい・暖かい医療を】
を心掛けていく所存です。

  
・・・新世紀も地域の皆さまがいつも健康でありますように・・・